作・演出:大浜直樹
<ものがたり>
島には瀬戸内の風が吹いていた──
碧島(あおいじま)。
人口の減少、学校は休校となるなど、遠くない将来での無人島化が危惧されているものの、
《いつかまた》皆で集まれると誰もが信じていた。
だが、深刻な過疎化と高齢化によって、島の遊技場が存続の危機に晒される。
そこは遊技場とは名ばかりの小さな公民館ではあったが、とはいえ、かつてはそこに島人が集い、祭り、
映画の上映、紙芝居などの催し物が行われるなど島の中心であり、楽しき町の思い出が詰まった場所だった。
大きな危機感と強い使命感に駆られた島人たちは、故郷を守るべく、立ち上がる。
そんな時、かつて島を捨てた男が戻って来た。
島に、瀬戸際の風が吹き荒れ始めた──
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