僕らは立ちすくむ
悠久と終焉の白いはざまで
警察省警備局特別公安5係に所属するスパイたちは、その目指すべき死に様から、「サクラ」と呼ばれている。
国籍も戸籍も抹消された彼らには、唯一心を通わせることが許された魂の伴侶が与えられる。
それが、「メサイア」---。
卒業ミッションを目前に控えたサクラ候補生、有賀涼、加々美いつき。
彼らを非情な運命が襲う。
加々美は、サクラとして任務に就くために、敵方によって脳に埋め込まれたチップを取り出すことになる。
しかし摘出すれば、99%の確立で、直近の記憶を失うと宣告される。
深い絆を結んだメサイア、有賀との記憶も・・・。
一方、有賀には、かつて所属していた闇の組織、「第三の闇(サード・ニグマ)」が接近。
有賀の奪還を計画していることが明らかになる。
そして彼らに与えられる、驚愕の卒業ミッション。
「ミッションは暗殺。ターゲットの名は---。」
該当する公演はございません。